当サイトの「セイハイキング」というサプリメントに、
桔梗の根には薬用成分であるサポニンが含まれており、咳や痰(たん)、
のどの痛みを抑える効果があるとされ、漢方薬に配合されています。

また、かぜ、インフルエンザ、肺炎などの回復期に
せきやたんが多くて安眠が出来ない等の症状に効果があるとされています。

サポニンは植物に含まれているステロイド、あるいはトリテルペンの
配糖体[※5]の一種で、植物の苦みや渋みのもととなる成分です。

桔梗の他にも、大豆や高麗人参、田七人参、アマチャヅルなど、
主にマメ科の植物に多く含まれています。ラテン語のせっけんを意味する
「サポ」が名前の由来であるように、水に溶けるとせっけんのように泡を
つくる発泡作用があります。

サポニンのつくり出す泡が脂質を溶かす働きを持つことがわかっていることから、
桔梗に含まれるサポニンには健康に対する効果が期待されており、
サプリメントなどにも利用されています。

サポニンは適量を摂取することで効果を発揮しますが、取り過ぎると吐き気を
もよおすことがあるため、過剰摂取には注意が必要です。

桔梗の根には他にも、多糖類の一種で水溶性食物繊維の
イヌリンが含まれています。

イヌリンには腸内環境を整えたり、コレステロールを体外に
排出させる働きがあります。

また、イヌリンには他の糖の吸収を抑える働きもあります。
イヌリンは砂糖やでんぷんといった糖の仲間ですが、人間はイヌリンを
分解する酵素を持っていないため、食べてもほとんど吸収されません。

イヌリンは腸で水分を吸収するとゲル状になり、一緒に摂った糖の吸収を
抑えるという特徴を持っているため、血糖値の上昇を抑えることができます。

尚、イヌリンはインスリンの分泌を抑制するため、余分な糖の蓄積を
抑えるのにも役立ちます。